2026/01/13 10:57

オリジナルのお話がついたイヤリングを作ってみました(*^^*)
今日のお話は「ハイカラ猫 ミヤ」です♪
ハイカラ猫のミヤは、すみれ街で一番のお洒落さん。自慢のしっぽをピンと立て、悠々と歩きます。そしていつも上品な薄ピンクの服を着こなしていました。
ミヤはすみれ街の隣にある、立派な西の宮殿で生まれました。ミヤは西の宮殿が好きでしたが、大切な人がすみれ街にできたのでお引越しをしたのです。
ミヤが街を歩くと動物達はうっとり。「あんなハイカラな猫になりたいものだ」と、思うのでした。
憧れの的だったミヤですが、ある日を境にお洒落をやめてしまいます。大切な人がいなくなってしまったのです。変わらず自慢のしっぽは立てていましたが、しっぽはだんだん細くなっていきました。そしてお気に入りの薄ピンクのお洋服も、着なくなってしまいました。
「ミヤさん、大丈夫かな。」
街の動物達が心配していたある日、ミヤは小さなお店を見つけました。看板にはこう書いてあります。
「イヤリングやさん きらきら☆ふわふわ」
ミヤはいつも以上にしっぽをピンと立てて、
「ハイカラな店ができたもんだね。」
と呟きました。キランフワンと扉の音を立てて中に入ると…
昔お友達と観に行った歌劇を思い出す、きらきらした王冠、ふわふわした羽のようなイヤリング。思わず目を見張っていると、小さな小瓶がついた薄ピンクのイヤリングが目に留まりました。
「でも…」
ミヤは思いました。大切な人はもういない。1番会いたい人に会えないのに、お洒落をする意味はあるのだろうか。その時、キランフワンとまた扉が開いてミヤの目に入ったのは…
どこまでも続く、桜の花の道。それは昔大切な人と歩いた、思い出の景色でした。
ミヤは思い出しました。大切な人は、お洒落をした君が愛しいと言っていたことを。苦労をかけた分、好きなことをして沢山笑ってほしいと。
それから、ミヤはまた薄ピンクの服を着るようになりました。細くなったしっぽはもう戻ることはありませんでしたが、毎年桜の季節になると、花の道を歩くようになりました。
どこまでも続く桜の花の道を悠々と歩くミヤ。その後ろ姿を見て動物達は思うのでした。
「あんなハイカラな猫になってみたいものだ。」と。